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歯にやさしいのはどんな歯ブラシ?

こんにちは。伏見区向島のふじわら歯科です。

ドラッグストアに行くと様々な種類の歯ブラシが売っていますが、どんな歯ブラシが歯や歯茎にとって良いのかをご存知でしょうか?
今回は歯と歯茎に良い歯ブラシの特徴をご紹介します。

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サイズ

まずサイズですが、歯ブラシのヘッドのサイズは小さめのほうがよく磨けます。具体的な大きさは前歯2本分の幅が目安となります。
大きい方が一度にたくさんの歯に当てられるので効率的に磨けるような気がしますが、実際は逆で、大きい歯ブラシは効率的に歯を磨きづらいのです。というのも、大きな歯ブラシは磨きにくい部分をうまく磨くことができないからです。
歯並びの整っていない場所や奥歯などはどうしても歯ブラシが届きにくい場所ですが、ヘッドが大きい歯ブラシだとますます磨きにくくなってしまいます。磨きにくいため、磨き残しも多くなってしまいがちになります。

歯と歯茎のためには、小さいヘッドの歯ブラシを選ぶことをお勧めします。brush_comparison

硬さ

硬さはどうでしょうか。市販の歯ブラシは、多くが「かため」「ふつう」「やわらかめ」というように硬さを分けて販売されています。
この硬さはJIS規格の「座屈試験」という試験で決定されているものです。JIS規格というと明確に決まりがありそうな印象を受けますが、この試験では分類が3つしかなく、またどこで分けるかという判断が各社の裁量に委ねられている部分が大きいため、「かため」と「ふつう」、「ふつう」と「やわらかめ」の境目が販売会社によってかなり前後してしまいます。また、毛の形状によっても試験の結果はかなり変わってきます。
同じ「かため」を使っても、販売会社やブランドによってかなり使い心地が違うのはそのためです。

では、どの硬さのものを使うのがよいのでしょうか。
歯ブラシの硬さによって歯への影響がどう違うかを調査した研究があります。
この研究によると、柔らかい歯ブラシと硬い歯ブラシでは磨いた時にとれる歯の汚れの量は変わらないという結果が出ています。しかし、硬い歯ブラシでは歯茎の組織や歯の表面のエナメル質を傷つけてしまうという結果です。磨いて取れる汚れの量が同じで、歯や歯茎を傷つけるリスクが少ないので、やわらかい歯ブラシを使う方がおすすめです。

 

また、歯ブラシの色も大切です。硬さや大きさと違って直接歯磨きに影響するわけではありませんが、心理的には大きな影響があります。歯磨きを楽しめるように好きな色を選ぶのも良いですし、家族がそれぞれで自分の色を決めるのも管理しやすくて良いです。
ふじわら歯科でも、歯ブラシを購入される患者様には必ず色をお選びいただいています(たまに在庫が少なくなっている時は、色がかなり限られてしまう場合もありますが…)。

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このようにお伝えはしましたが、実際はそれぞれのお口の状態や磨き癖によって向いている歯ブラシは違いが出てきます。多くの人にとっては「ちいさめ」「やわらかめ」の歯ブラシがお勧めですが、すべての人に必ずお勧めというわけではありません。
ふじわら歯科にお越しいただいている患者様で「自分に最適な歯ブラシが知りたい」という方は、ぜひ担当の衛生士に聞いてみてください。歯茎の状態やお口の中の形などから、衛生士がおすすめの歯ブラシをご案内します。

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