医院ブログ

新型コロナウイルスに対する感染予防対策について

新型コロナウイルスに対する感染予防対策について


当院が行っている取り組み

・ 共有スペースにおける消毒用アルコールの設置
 ・当院関係者の感染防護対策(マスク)の徹底
 ・院内スタッフの毎日の検温及び手指消毒の徹底
 ・院内スタッフが発熱、咳、倦怠感を伴う症状を訴えた場合の自宅待機及び医療機関受診の徹底
 ・待合室における雑誌、新聞、等の撤去
 ・診療室内の全面換気及び診療室内の空中ウイルス密度を少なくするための院内空調機器の設置および定期メンテナンス
 ・上記のいずれにつきましても常日頃より行っている感染予防対策に加え、
  歯科医師会、等の最新の指針や情報に基づいた対策を当院では積極的に行っております。

患者様へのご理解とご協力のお願い
 以下のような事項に該当する方は治療及びメインテナンス予約の延期及び予約の延期を検討させて頂く場合がございます。ご了承下さい。

 ・ 37.5°C以上の発熱や咳症状及び倦怠感のある方
 ・ 現在同居する方に発熱や咳などの症状がある、自宅隔離を要請されている方
 ・ 身内や勤務先などでコロナウイルス陽性患者が出ておられる方

患者様におかれましても通院による感染の不安がある、重症ではないものの咳や発熱、倦怠感がある、
または接触者の感染が確認された場合などはご無理なさらずにご相談、予約変更のご連絡を頂ければと思います。
当院が行っているこのような取り組みはいずれも患者様の健康や命をお守りするために行っております。
今後も最新の状況に合わせた万全の対策をスタッフ一同、一丸となって尽力して参ります。
ご迷惑やご心配おかけして申し訳ございませんが、何卒ご理解とご協力のほどよろしくお願い申し上げます。


 ふじわら歯科 院長 藤原 浩司

SRPとシャープニングのセミナーに行ってきました!

 

こんにちは。

京都市伏見区向島のふじわら歯科です。

 

2月9日に東京医科歯科大学で開催されたセミナーに参加させて頂きました。

今回は「プロフェッショナルな歯科衛生士をめざして」という内容のセミナーで、

ハンドスケーラーのシャープニングとSRPを学んできました。

 

 

ハンドスケーラーとは、歯石をとるための器具、金属製の道具で刃先がついており、

その刃先を使ってかたい歯石をとっていきます。

 

キュレット名前

 

SRPとは、歯と歯ぐきの間(歯周ポケット)に潜り込んでいる歯石を

超音波スケーラーやハンドスケーラーを使って除去することです。

 

 

SRPをするときは、超音波スケーラーやハンドスケーラーを使います。

ハンドスケーラーは使っていくうちに段々切れなくなってきます。

切れなくなったハンドスケーラーでは、きれいに歯石を取り除くことができません。

 

 

切れなくなったスケーラーを切れるスケーラーにするために、

どうやって研げばいいか?

まずは、スケーラの形態や各部の名称、

スケーラーの持ち方や動かし方など基本を学びました。

 

 

新品のスケーラーの刃先の形態をしっかり理解し、

その刃先の形態を変えないように、変わらないように、

シャープニングするにはどのように研げば良いか、

砥石の角度や動かし方を実習してきました。

切れなかったスケーラーがどんどん切れるスケーラーになってうれしかったです。

 

 

SRPのとき、歯ぐきの中についている歯石やハンドスケーラーの刃先を

直視することは出来ないけど、歯ぐきの状態をみて歯石を予測できるようになり、

歯の形態をしっかり理解し、刃先でふれる触感を大切に歯ぐきを傷つけないように、

痛みのないように技術のスキルを上げていけるように頑張ります!!

 

 

タバコがお口の中にあたえる影響とは?

タバコを吸う方も吸わない方も、タバコが体に悪いという話はよく耳にされると思います。しかしぼんやりと悪いというイメージがあるものの、具体的な内容をご存じない方も多いのではないでしょうか。

タバコの体への影響の中でも、お口の中に悪影響を及ぼすという話を一度は聞いたことがおありかもしれません。タバコを吸う場合、タバコの成分が最初に通過し付着するのがお口の中ですので、お口の中への影響は大きいです。
喫煙はからだに本当にさまざまな影響をもたらしますが、今回はその影響をお口の中へに限定した内容でお伝えいたします。実はたばこを吸う方と吸わない方だと、お口の中の状況が大きく変わってきます。とくに、歯が無くなるスピードが喫煙の有無でかなり違ってきてしまうのです。
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お口の中の粘膜には、さまざまな成分を吸収しやすいという性質があります。
舌の下や歯茎と頬の間に入れて溶かす「舌下錠」というタイプのお薬がありますが、これはお口の中の粘膜から薬の成分を体内に直接吸収させることを目的として作られています。お口の中は薬の成分を吸収しやすいため、飲み込むよりも素早く全身に成分が行きわたり、すぐに効果が出てくれます。
舌下錠は例えば狭心症の発作の薬に採用されています。この発作はすぐに対処しなければ死につながるため、素早く吸収できるものでないといけないからです。
お口の中はそれほどに成分を吸収しやすい場所なので、もちろんタバコの成分もしっかり吸収してしまいます。

タバコの成分はお口の中を通過していくだけではなく、お口の中に付着してとどまります。タバコを吸う方でしたら、タバコを吸っていると歯にヤニが付着することをご存知だと思います。
tobacco003ヤニはこのようなかたちで歯の表面に黒く付着するので、見た目にも良くないものですが、実は見た目以上の悪影響を及ぼしています。ヤニがつくことで歯の表面がざらざらになって、ヤニ以外の汚れもつきやすい状態になってしまうからです。つまり、ヤニは虫歯菌や歯周病菌が歯の表面に住み着くための足場のような役割をしてしまうのです。こうした病原菌がたくさん歯に付着し続けることで虫歯や歯周病になりやすくなってしまいますし、口臭などの原因にもなってしまいます。

そしてこのヤニにはニコチンが含まれています。このニコチンが少しずつ滲み出し、お口の中に効率よく吸収されていってしまうのです。
ニコチンには血管を収縮させるはたらきがあります。
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歯茎の血管が細くなってしまうことで血液が流れづらくなり、老廃物が流されず血管内にとどまるようになってしまいます。また、栄養素や酸素などの必要なものも行きわたりにくくなってしまいます。

そして流れている血の量が少なく、血管も細くなるため、歯茎を刺激しても出血しにくくなってしまいます。
出血しにくくなるというと良いことのように感じます。ですが、良いのは炎症がおさまったために出血しなくなった場合です。ニコチンの影響で血管が収縮している場合、実際は炎症が起こっているのに血だけが出ないという状態になってしまいます。ですので、炎症を起こしていることに気づきにくくなってしまうのです。

歯周病はもともと自覚症状が非常に少ない病気です。歯茎から血が出ることで初めて自覚する方が多いのですが、血が出るところまで進行した歯周病はすでにかなりの重症です。それでも血が出ることで「病気かも」と思って歯科医院に来て頂けると、少しでも早く治療を始めることが出来ます。

歯周病は最終的には歯が抜けてしまう病気です。歯が抜けてしまうとその後の治療方法はかなり限られてしまいますし、生活の質にも大きく影響します。ですので歯科医院としては、すべての方にできるだけ多く自分の歯を残して頂き、できるだけ長く自分の歯を使って生活して頂きたいと思っております。そのために少しでも早く歯周病の治療を受けて頂きたいのです。
タバコの影響で血が出なくなってしまうと重度の歯周病に気づくことができず、歯が抜ける寸前まで気づくことが出来ないというリスクがあります。

さらに、ニコチンには体の免疫力を低下させてしまうというはたらきもあります。歯周病は歯周病菌が引き起こす感染症ですので、免疫力が低下するとかかりやすく、症状も悪化しやすくなってしまいます。
また、口腔がん・咽頭がんのリスクも跳ね上がってしまいます。

こうしたタバコの影響は、タバコを吸っておられる方だけではなく、まわりにたばこを吸う方がいらっしゃる場合にも影響が出てきてしまいます。受動喫煙(自分はタバコを吸っていなくても、周りの人が吸っている煙を吸ってしまっている場合)や三次喫煙(タバコの成分がついたものが近くにあるせいでタバコの成分を吸入してしまっている場合)でも、お口の中への影響があります。

こうした症状や影響は、禁煙することで改善されていきます。
お口の中のことを考えた場合、禁煙して頂くことをお勧めいたします。
また、お口の中の管理を非喫煙者の方(喫煙者が周囲にいらっしゃらない非喫煙者の方)以上に気を付けて頂く必要があります。喫煙しておられる方・喫煙しておられる方が近くにいらっしゃる方で、歯科医院での定期検診を受信しておられない場合は、ぜひできるだけ早く受診するようになさってください。

8020運動をご存知ですか?

「一生涯自分の歯で食事をしたい」と思っておられる方は多いと思います。とくにこのような歯科医院のブログを読んでくださっている方は、どなたもそう思っておられるのではないでしょうか。
歯科医院としても、全ての方に生涯にわたって自分の歯で食事をして頂きたい、というのは切実な願いです。

日本という国全体としても、歯を残していくことを重要視しています。
日本で歯を残すために推進されているのが「8020運動」です。8020運動は「ハチ・マル・二イ・マル」運動と読み、平成元年から厚生労働省(当時は厚生省)と日本歯科医師会が主体となって推進している運動です。

8020というのは、80が年齢、20が歯の本数を意味しています。
80歳は運動開始当時の日本人の平均寿命でした。
そして成人の歯の数は全部で28本と親知らずです。日本人は骨格的に親知らずが噛み合わせられる状態で生えてこない人が多いため、28本生えていればすべてそろっている状態とみなします。そして20本歯が残っていれば、硬いものも含めて噛むことができるというデータがあり、20本というのが自分の歯で食事ができる本数だと考えられています。
ですので、8020運動は生涯自分の歯で食事をすることを目指す運動として推進されてきました。それ以前から「一生自分の歯で食べよう」というような標語は掲げられていましたが、8020運動はそれを指標化したものだと言えます。
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以降、運動を推進するために厚生省が予算を計上して推進事業をすすめたり、「8020推進財団」が設立されてフォーラムやシンポジウムを開催するなど、8020達成者を増やすための運動がすすめられています。

そして、この運動は大きな成果をあげています。日本人の75歳~84歳での平均残存歯数は1993年で6.2本、1999年で8.6本、2005年で10.1本、2011年で14.2本、2016年で16.9本と、着実に増えてきています。
現在では8020を無事達成する方もかなり増えてきています。
8020達成は、かつての日本にとってはかなり高い目標でした。8020運動開始当時は8020達成者は全体の7%ほどだったのです。ですが運動開始から30年経ち、現在では半分以上の方が達成できている目標になりました。厚生労働省の調査によると、2016年の8020達成者は51.2%でした。
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身の回りにおられる高齢の方が入れ歯をしていらっしゃると、歯は年齢とともに失われてしまうものなのだと誤解してしまいがちです。ですが、実際は歯の寿命は非常に長く、200年と言われています。普通に食事をして生活をする場合、歯の方が人間の寿命よりも長くもつのです。

それにもかかわらず多くの人が歯を失ってしまっているのは、虫歯・歯周病が主な原因です。虫歯は歯を失う原因の32%、歯周病は42%を占めます。
逆に言うと虫歯・歯周病に気を付けていただければ、一生涯20本以上の歯をキープし、自分の歯で噛み続けることは難しい目標ではないのです。

虫歯・歯周病を予防するためには、毎日の歯磨きと、歯間ブラシ・デンタルフロスでのケアが重要です。そして自分でのケアだけでは取り切れない汚れもありますので、健康な歯を保つためには定期的なクリーニングも欠かすことができません。
ふじわら歯科と一緒に、ぜひ8020を達成しましょう。

第1回新人育成塾に行ってきました

こんにちは、京都市伏見区向島のふじわら歯科です。

6月26日に開催された新人育成塾に参加させて頂きました。

今回は前回の新人スタッフ研修会の振り返りとグループワークを主に行い、他院のスタッフの方とたくさん交流を深めました。

技術面だけではない患者さんにリラックスしていただけるような待ち合いの飾りつけや

季節のイベントでお菓子を配ってたのしんでいただいている医院さんもあると知り

様々な知識を吸収できとても良い経験になりました。

衛生士として、知識や技術を高めていくことも大切ですが、

今回の研修では人間としてのスキルアップが大切だということを改めて感じました。

患者さまに安心してもらって、また来たいと思っていただけるようなより良い医療をご提供し、

これからも素敵なスタッフになれるように頑張りたいと思います。

 

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