医院ブログ

MTC協会セミナーに参加いたしました

こんにちは。伏見区向島のふじわら歯科です。
先日、MTC協会のセミナーに参加してまいりました。

TC(トリートメントコーディネーター)はご存知でしょうか?
ふじわら歯科に通っていらっしゃる方にはすでにお馴染みの存在ですが、ご存じない方もいらっしゃると思います。

TCとは、患者さまのご希望に合う治療(=トリートメント)をコーディネートするという役割のスタッフです。まず患者さまのお悩みをじっくりお聞きし、そのお悩みを解決するために最適な治療は何なのかを考え、ご提案をするということをしています。

歯科医院に通っていきなり治療を受けるというスタイルだと、ドクターにはなかなか相談しづらくて自分の希望を伝えられなかったり、時間が足りなくて納得のいく説明を受けられなかったりということが多々あります。

そうではなく患者さまにもっと満足する治療を受けていただきたいという思いから、ふじわら歯科ではTCがお話しをさせて頂いています。

そしてMTC協会セミナーとは、普通のTCではなくさらに高い技術を持った「マスター」TCを目指す人のために開かれるセミナーです。

全国から非常にレベルの高いTCの方々が集まり、講演をして下さいます。

患者さまのお気持ちをお聞きするのに一番大切なのは真心ですが、コミュニケーションには技術も必要です。

当然のことではありますが、患者さまは普段からいつも歯のことを考えていらっしゃる訳ではありません。むしろ、歯のことを考えているのは歯医者にいるときだけ、という方がほとんどかと思います。ですので歯科医院で「どのようなお口になりたいですか?」とお聞きしても、自分の希望をうまく表現できないという方が多いのです。

今回のセミナーではそういう時にどのようにお聞きしたら患者さまのお気持ちを引き出せるのかについて、一生懸命学んでまいりました。

また、優秀なTCの方々の日々の成果のご報告をお聞きすることで、「わたしももっと頑張りたい!」と改めて気持ちを引き締めてまいりました。

今回勉強したことを活かして、もっと沢山の患者さまに「ここに来てよかった」と思っていただけるような、今よりもさらに居心地の良い医院にしていけるように頑張っていきます。

赤ちゃんの歯のはえかた

歯が生え始めると、赤ちゃんの成長が感じられてすごく嬉しいですよね。小さな歯が歯茎から覗いたお口もとても可愛いものです。
赤ちゃんの歯が生え始める時期がいつ頃なのかご存知でしょうか? また、いつごろから歯科医院に通うとよいのかご存知でしょうか?

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最初に歯が生えてくるのは、一般的に生後6か月から9か月頃です。
歯が生え始める時期になると、唾液が増え、よだれが増えてきます。唾液が増えるのは、赤ちゃんの体がミルクだけではなく離乳食を食べられる状態に成長しているため、消化に必要な唾液の分泌量が増えてきている状態だからです。一方、お口を閉じて唾液を飲み込む機能のほうはまだ発達していないため、増えた唾液がよだれになってお口の外に出てきてしまうのです。
また歯が生えかけた歯茎がむず痒くなるので、赤ちゃんがぐずることがあります。赤ちゃんによってはこれが原因で夜泣きをしたり、機嫌の悪い時間が続いてしまうこともあります。このむず痒さを抑えるためには、歯固めなどのおもちゃを与えてあげるのが効果的です。可愛らしい見た目のものや部分によって素材を変えてあるもの、振ると音が鳴るものなど、さまざまな工夫がされたものがありますので、赤ちゃんのお気に入りをぜひ探してあげてください。

最初に生えてくるのは多くの場合は前歯です。まず下の前歯2本が生え、次に上の前歯2本が生えるという順番が一般的です。とはいえ歯が生える順番は、意外と子どもによって個性があるものです。生える時期についてもおなじく個性がありますので、遅くなったとしても1年程度なら問題はありません。

歯の生える時期が赤ちゃんによってかなり違うということの分かりやすい例として、Riga-Fede病(リガ・フェーデびょう)の存在が挙げられます。これは下の前歯が生まれたときから生えていたり、かなり早い時期に生えた場合などになってしまうものです。
生まれてすぐの赤ちゃんはまだ口元の筋肉が発達しておらず、舌を動かすことも出来ないため、この時期に歯が生えていると舌に当たってしまいます。鋭い歯の先が下の先や裏側に常に当たってしまう状態になるため、その刺激で舌が傷付いて抉れてしまったり、できものが出来てしまうのです。これがRiga-Fede病です。対処方法としては、歯の先を削って丸く整えたり、歯の先を歯科用のレジンで覆うなどの方法があります。
病名が付いてはいますが、歯が早く生えること自体に問題があるという訳ではありません。

もし1歳を過ぎてもまだ1本も歯が生えてこない場合、ほとんどのケースでは問題はないのですが、念のため小児歯科で検査を受けてみられることをお勧めいたします。ふじわら歯科でも小児歯科をしておりますので、お気軽にご相談くださいね。

 

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上下の歯が2本ずつ生えた後は、1歳くらいでさらに横の歯が上下に2本ずつ生えてきます。1歳半くらいになると、ひとつ飛ばして奥の歯が生えてきます。この歯は第1乳臼歯と言い、子どものお口に生えてくる初めての臼歯です。形のある食べ物をすりつぶし咀嚼するために大きな役割を果たしてくれる歯です。離乳食までしか食べられなかった状態から、普通の食事に移行していけるお口に成長しているのです。

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2歳くらいになると、すき間があいていたところを埋めるように乳歯の犬歯が生えてきます。
2歳半くらいで一番奥の乳歯が生えてきます。これで、子どもの歯=乳歯はすべて生えそろった状態です。子どもの歯は上下10本ずつの、合計20本生えているのが生えそろった状態です。とはいえ、すでにお伝えしているように、歯が生える時期は子どもによってさまざまなので、生え揃うのがこれよりも多少早かったり遅かったりしても心配はありません。2歳半というのはあくまで平均の目安としてお考え下さい。

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ここまで歯が生える時期についてご案内しました。
では、歯科医院にはいつから通うとよいのでしょうか?
答えは、最初の歯が生えたときからです。ふじわら歯科では多くの方に「子どもの歯に虫歯予防のフッ素塗布をしておきたいから」という理由でご来院頂いています。
「フッ素塗布は何歳からできるんですか?」とご質問をいただくことがありますが、歯が生えていれば塗布できます。何歳まで待った方がいいということはありません。早いうちから歯医者さんに通うことで予防をしていけるため、虫歯や歯周病になりにくい子に育てることが出来ます。また子どもが歯磨きや歯医者さんの雰囲気に慣れていくため、将来虫歯や歯周病になってしまったとしても、早い段階で自分からすすんで治療に向かえるようになります。子どものころに歯科医院で嫌な思いや怖い思いをしてしまうと、大人になってからもそのトラウマが消えずに歯科医院に通えなくなってしまうというケースが非常に多く見られます。そうなってしまわないためにも、お子さまが小さいうちから歯科医院に通って頂くことをお勧めいたします。

神経を取ると歯はどうなるの?

虫歯になると歯が痛くなることから、歯に神経があるということはご存知の方がほとんどだと思います。痛くなってしまったら神経を取る治療をするということも、ご存知かもしれません。
この記事では、歯の神経を取るとどんな風になるのかについてご説明したいと思います。

まず「歯の神経」とは具体的にどのようなものなのでしょうか?

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イラストの赤い部分の部分のことを歯髄、と呼びます。これが一般的に「歯の神経」と呼ばれるものです。ですが実はこの部分には神経だけではなく、血管などもかよっています。歯の内部のほんとうに小さな場所ではありますが、動脈と静脈がかよっているのです。そしてイラストを見て頂いたらおわかり頂けると思うのですが、歯髄の下の方は歯の細い根っこを通っていきます。この歯の根っこは非常に細く、直径が約0.3mm、一番細い部分だと約0.01mmです。
このように細い場所を通っている神経を除去するのは非常に困難で、神経の治療では歯科医師の技術が問われます。この部分の治療の如何によって今後の歯の寿命が変わってくる、本当に大切な治療です。

この「歯の神経」つまり歯髄の中から神経だけを除去することは物理的に不可能なので、神経を取る治療をする場合は歯髄すべてを除去することになります。つまり、血管も取り除くことになります。

神経を取ると歯が脆くなる…そんな話を聞いたことがおありでしょうか?
神経を取った歯は神経だけでなく血管も通っていない状態になるため、血管による栄養供給を受けられない状態になります。
神経のある歯はまさに生きた歯と言えます。生えている木のようにしなやかで粘りがあり、多少の衝撃には耐えることが出来ます。ですが神経を取った歯は死んだ歯とでも言うべきような状態です。血管が通っていないので、枯れ木のような状態です。生きている歯なら耐えられるような衝撃であっても簡単にパキッと欠けてしまうような脆い状態です。欠けるだけでなく割れてしまうことも多いのです。
神経を抜いた歯は寿命が短いと言われており、神経を抜いてから25年ほどで抜歯になるというデータもあります。

他にも、感覚が無いため虫歯になっても気づきにくいというデメリットもあります。
一般的には、痛みがないのはメリットではあります。ですが虫歯になっても痛みが無いという状態だと、虫歯に気づくことが出来ず治療をできません(歯科の定期健診に通ってくださっている方であれば、健診の時に見つけられる場合がほとんどです)。普通だったら痛みを感じるほどの大きな虫歯を放置してしまうことになり、歯だけではなく歯の周りの組織にまで炎症が広がるまで気づくことが出来ないというおそれがあります。

さらに神経を取ることは見た目の美しさにも影響してきます。
歯の色が気になるという場合、その「色」というのは全体的に黄色っぽくなっていることを気にされている方がほとんどです。ですが、神経を取った歯はこのような黄ばみタイプの変色ではなく、黒っぽく変色してしまうのです。他の神経がある歯とはずいぶん色合いが異なってしまうことも多く、もし前歯であればかなり目立ってしまいます。
また見た目についてはさらに、ホワイトニングが上手くできなくなるというデメリットもあります。ホワイトニングは歯の表面を覆っているエナメル質を白くする施術ですが、神経を取った歯は歯の内部にある象牙質が変色してしまうため、普通のホワイトニングでは十分な効果を得られないのです。
ですので、神経を取った歯を白くしたければ別の方法を選ぶ必要があります。確実な方法は虫歯になった歯のようにかぶせものを付けるという治療です。他の歯と同じ色のかぶせもので覆ってしまうのです。またウォーキングブリーチという方法もあります。この治療方法は非常に優秀なものですが、一方でどんな歯でも必ず白くなると約束できるものではないため、症状によってはお勧めしないこともあります。ふじわら歯科ではそれぞれの患者さまの症状に最適な治療を主治医がお選びしてご提案いたします。

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以上、歯の神経を取ったらどうなるかについてお伝えしました。
現在神経のある歯はできるだけ大切にしていただきたいと思います。すでに神経を取ってしまった歯はこれ以上悪くならないように、しっかりメンテナンスをしていきましょう。
歯科の定期健診に通っていただくことは、神経のある歯でも神経のない歯でも、今後虫歯にならず歯と長く付き合っていく残していくためには非常に効果的です。

APRA ベンチマーキングに参加しました

こんにちは。伏見区向島のふじわら歯科です。
先日、豊産業株式会社様のベンチマーキングに参加させていただきました。CIMG7295
本社工場と見津が丘工場を見学させていただきました。
すべてのものが整理整頓されており、働くみんなが仕事をしやすい環境でした。
改善点がたくさんある中、2年前に6SS活動を始められたそうなのですが、しっかり改善されていて驚きました。今回参加させていただいて学んだことが沢山あるので、私達もこれからいかしていきたいと思います。
本社工場にて、とても素敵なウェルカムボードを作成してくださっていました。CIMG7233従業員の方が全て手書きで作成してくださったそうです‼️

ふじわら歯科の建物にそっくりで驚きました。お心遣いがとても嬉しかったです😃

患者様のために安全で清潔な歯科医院になれるようスタッフ一同、より一層頑張ります。

歯にやさしいのはどんな歯ブラシ?

こんにちは。伏見区向島のふじわら歯科です。

ドラッグストアに行くと様々な種類の歯ブラシが売っていますが、どんな歯ブラシが歯や歯茎にとって良いのかをご存知でしょうか?
今回は歯と歯茎に良い歯ブラシの特徴をご紹介します。

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サイズ

まずサイズですが、歯ブラシのヘッドのサイズは小さめのほうがよく磨けます。具体的な大きさは前歯2本分の幅が目安となります。
大きい方が一度にたくさんの歯に当てられるので効率的に磨けるような気がしますが、実際は逆で、大きい歯ブラシは効率的に歯を磨きづらいのです。というのも、大きな歯ブラシは磨きにくい部分をうまく磨くことができないからです。
歯並びの整っていない場所や奥歯などはどうしても歯ブラシが届きにくい場所ですが、ヘッドが大きい歯ブラシだとますます磨きにくくなってしまいます。磨きにくいため、磨き残しも多くなってしまいがちになります。

歯と歯茎のためには、小さいヘッドの歯ブラシを選ぶことをお勧めします。brush_comparison

硬さ

硬さはどうでしょうか。市販の歯ブラシは、多くが「かため」「ふつう」「やわらかめ」というように硬さを分けて販売されています。
この硬さはJIS規格の「座屈試験」という試験で決定されているものです。JIS規格というと明確に決まりがありそうな印象を受けますが、この試験では分類が3つしかなく、またどこで分けるかという判断が各社の裁量に委ねられている部分が大きいため、「かため」と「ふつう」、「ふつう」と「やわらかめ」の境目が販売会社によってかなり前後してしまいます。また、毛の形状によっても試験の結果はかなり変わってきます。
同じ「かため」を使っても、販売会社やブランドによってかなり使い心地が違うのはそのためです。

では、どの硬さのものを使うのがよいのでしょうか。
歯ブラシの硬さによって歯への影響がどう違うかを調査した研究があります。
この研究によると、柔らかい歯ブラシと硬い歯ブラシでは磨いた時にとれる歯の汚れの量は変わらないという結果が出ています。しかし、硬い歯ブラシでは歯茎の組織や歯の表面のエナメル質を傷つけてしまうという結果です。磨いて取れる汚れの量が同じで、歯や歯茎を傷つけるリスクが少ないので、やわらかい歯ブラシを使う方がおすすめです。

 

また、歯ブラシの色も大切です。硬さや大きさと違って直接歯磨きに影響するわけではありませんが、心理的には大きな影響があります。歯磨きを楽しめるように好きな色を選ぶのも良いですし、家族がそれぞれで自分の色を決めるのも管理しやすくて良いです。
ふじわら歯科でも、歯ブラシを購入される患者様には必ず色をお選びいただいています(たまに在庫が少なくなっている時は、色がかなり限られてしまう場合もありますが…)。

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このようにお伝えはしましたが、実際はそれぞれのお口の状態や磨き癖によって向いている歯ブラシは違いが出てきます。多くの人にとっては「ちいさめ」「やわらかめ」の歯ブラシがお勧めですが、すべての人に必ずお勧めというわけではありません。
ふじわら歯科にお越しいただいている患者様で「自分に最適な歯ブラシが知りたい」という方は、ぜひ担当の衛生士に聞いてみてください。歯茎の状態やお口の中の形などから、衛生士がおすすめの歯ブラシをご案内します。

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